メタバースがもたらす可能性(いまさら聞けないWEB用語)

WEBサイト制作やアプリ開発に関わると、制作者側はもちろん、発注側でもたくさんのWEB業界用語を覚える必要が出てきます。
耳にしたことはあるけど、イマイチ意味が理解できていなかったり、
カタカナばかりで混乱してしまったり…そんな方のために、
よく使われるWEB用語をピックアップして紹介していきたいと思います。

今回は「メタバース」。

2022年になってからニュースなど各所でよく聞くこの単語。メタバースをビジネスに取り入れる、なんて話題が飛び交うなか「え、メタバース?ビジネスに?どういうこと???」なんて思ってしまいます。
社会に取り残される、知らなくて恥ずかしいという方も、ここで一緒にメタバースについて簡単に確認しましょう。



・メタバース(metaverse)
英語の「超越(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語


メタバースの由来は1990年代に発表されたSF小説「スノウ・クラッシュ」に登場する架空の仮想サービスからきています。
現代におけるメタバースは、実は最近生まれたばかりの概念で、具体的にこうだ!という定義はまだ固まっていないのです。
ですから、さまざまな企業が「メタバース事業」という大きな括りで仮の定義を作りつつ、少しづつ身近なところで活用を始めようとしています。

・実はアレが?身近にあるメタバース

2022年現在のニュースや特集においては、メタバース=アバター(自分の分身キャラクター)を動かして自由に活動できる仮想空間サービス」として扱われています。
これだけ聞くとSFチックな近未来をイメージしてしまいますが、「メタバースと呼べるもの」自体はすでにいくつか身近に存在しています。

分かりやすい例ではオンラインゲームが挙げられます。アバターを操作してゲーム内の世界を自由に冒険したり、チャットを通して他の人とコミュニケーションをとったり。現実の自分に代わって様々な活動をするのはメタバースの概念のひとつと言えます。
2020年のコロナ禍において、巣ごもり需要で大ヒットしたゲーム(あつまれどうぶつの森)がありますよね。ゲーム世界の無人島を自由に生活し、遠く離れて暮らす人と島の中で集まって交流することができました。
あまり知られていない例としては、SNSもメタバースに含まれます。SNS上では、本名と顔写真を公開して自分自身として活動する人、ニックネームと好きなアイコンで交流する人、名前も言葉遣いも全く変えて別人として振る舞う人など、いろんな方法で交流を楽しむ姿が見られます。

これらのように、現実での自分とは別の環境下で、アバターを介して活動ができる空間やサービスが「メタバース」と呼ばれはじめています。

・各業界とメタバース事業

現在、日本ではコロナウィルス感染症と付き合いながらも社会生活を維持し続ける動きにあります。
それに伴い、IT・WEBの活用により様々なことが便利になってきました。そして、メタバースの概念で業界単位でもさらにプラスαの新常識が生まれようとしています。

コロナ禍での大きな変化は、販売店はネット上で店を構えるECサイトの開設が急増したことです。また、音楽業界では会場に赴かずとも、ライブ配信やアーカイブ配信でもイベントを楽しめるようになりました。

メタバースの概念が加わると、仮想空間のショッピングモールに様々な店舗が出店し、アバターを操作してショッピングを楽しむことが可能になります。まるで長編アニメ「サマーウォーズ」の世界ですね。
音楽業界では、バーチャルライブ上でアバターで参加し、チャットやアバターの動きで声援を送ったり、独自のグッズを手に入れることができたりと、新たな形のライブ制作が進められています。
他には、現地に足を運ばないとできなかった観光や冠婚葬祭の業界も、仮想空間という箱を用意しステイホームで参加・参列できるサービスの開発に乗り出しています。

完全テレワークを実施している企業もありますので、近い将来は仮想空間にオフィスを設置してアバターで出社、会議室に集まって会議、というスタイルが当たり前になるかもしれませんね。

メタバースの発展は、人や場所との距離をほとんどゼロにしてくれる事でしょう。
今後の「メタバース」関連の動向に注目です。

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