コロナ禍でのカンボジア市場

カンボジアオフィスからこんにちは!

社会経済の変化が非常に速いカンボジアの、マーケティング環境は絶えず変化を繰り返しており、2020年初頭以降の世界的な新型コロナウィルス大流行もその変化を加速させています。
コロナ禍におけるカンボジアでの一般消費者市場へのアプローチの傾向をいくつかご紹介していきます。
(参照記事:Marketing in Cambodia During COVID-19
https://www.b2b-cambodia.com/articles/marketing-in-cambodia-during-covid-19/ )
InstagramやTiktokなどのSNS、中国市場向けのWeiboやWeChatなど世界中から様々なプラットフォームが流れ込み、採用してきたことで、従来のマーケティング手法が大きく様変わりしています。特にプノンペンのような大都市では、広告代理店やマーケティング会社の運営方法が変化してきています。



コロナ禍でのデジタルマーケティング

2021年3月、カンボジア郵便通信省は、カンボジアのインターネットユーザーの数がコロナ禍で大幅に増加したことを認めました。
オンラインショッピングとオンラインによる授業、会議、エンターテインメントに対する需要の高まりによって、カンボジアのネットユーザーの数は1550万人に増加しました。

郵便通信省事務局長のTol Gnak氏は、2021年3月16日にプノンペンポスト誌に次のように語っています。「コロナ禍におけるデジタルテクノロジーの役割は、アプリの数と共に成長し、機能も大幅に向上しています。技術革新への挑戦も、この挑戦もチャンスを生み出したと言えます。」

いまやEコマースを運営する企業はオンラインでの顧客とのつながりを効果的に測定することができるし、製品を購入する消費者の数や動向を追跡することが出来ます。オンライン広告からのデータも重要で、ユーザーの興味に合わせて内容やキーワードを修正することが出来ます。

カンボジアでのオンライン使用が急増したことにより、恩恵を受けている特定の業界もあります。モバイル検索、オンラインサービス、アプリを利用するユーザーが増えるにつれ、ウェブサイトやアプリへの広告主数も増えるでしょう。
ただし、適切に設置されたSEO(検索エンジン最適化)とGoogleフレンドリーコンテンツマーケティングを活用する機会はまだ残っています。Googleトレンドによると、カンボジアでは2020年1月以降オンラインショッピングの検索数が47%増加しているというデータがあります。

ヨーロッパや米国の消費者との違いの1つは、アジア全体において、ユーザーの80%がオンラインで価格を比較し可能な限り最良の取引をリサーチしている一方で、実際の購入者の90%がオフラインや実店舗で購入していることです。

フードデリバリーアプリおよび宅配アプリ

記事サイトの編集者の一人であるスティーブ・ノーブルは以前、次のように述べています。「新しいプラットフォームとアプリは常に市場に参入してきています。カンボジアでのこれらのツールのより迅速な採用にCOVID-19が拍車をかけています。
より多くの企業が、より多くのより良いオンラインコンテンツを作成し、フィンテックとオンラインの支払いオプション、およびアプリを採用することにより、コロナ禍の需要に適応してきました。 食品の配達と電子ゲームは明らかに増加しており、非常に厳しい競争が生まれています。」

以前よりあった「Nyam 24」や「Food Panda」「e-gets」などのフードデリバリーアプリに加え、ローカルベースのデリバリー会社も複数見かけるようになりました。
住所が正確ではなかったり、庶民の多くが地図が読めないなどの事情により、ほんの数年前まで、カンボジアの宅配便はほぼ機能していなかったのにもかかわらず、アプリの発達や、電話でのコミュニケーションを厭わない文化も後押しして、オンライン購入からのデリバリーの流れは急速な浸透を見せています。

コロナ禍において不便で窮屈な生活を強いられている一方で、テクノロジーの発達、浸透によって便利なツールが増えていることもまた事実です。

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