カンボジアはCOVID-19対策の優秀国!?

カンボジアオフィスからこんにちは!

2020年10月20日時点で、カンボジア国内における感染確認数は合計285例と報告されています。そのほとんどが、海外からの入国時の検査もしくは14日間の自己隔離中に陽性が確認されるか、その接触者の感染、となっており、国内での大規模な感染は防げているといえる状況です。なお、これまでCOVID-19感染による死者は出ていません。

最新情報、詳細は、在カンボジア日本大使館のWEBサイトからご確認ください。
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000238.html

カンボジアの出入国規制

日々刻々と変化する状況を反映するかのように、カンボジアの出入国規制も都度変更されています。
このブログをご覧の際には古い情報になっていることが十分予想されますので、ご注意ください。

基本的には『PCR検査(鼻咽頭スワブ)に基づき、かつ居住国からカンボジアに向けての出発の72時間前以内に居住国の保健当局などから発行された新型コロナウイルスに感染していないことを証明する健康診断書を提示しなくてはならない。
なお、同証明書は英語で作成され、なおかつ印字されていなければならない。』
という要件になります。(10月20日時点)

これまでも、保険証書の提示など、通達を満たしているはずの陰性証明を所持しているにもかかわらず、
現場の職員の見解や判断によって、入国拒否されてしまうケースもありました。
当日に事前通知なく必要書類の変更され、適用されたために入国拒否されるケースも。
逆にきちんと用意した書類を入国時に求められなかったり…。

現場のオペレーションが不安定なのはカンボジアあるあるですが、
コロナ禍の出入国規制においては曖昧な判断や不合理な手続きは辞めてもらいたいものです。

巻き添え隔離発生中…

もう一つ、日本からカンボジアへ渡航する際の懸念点が「巻き添えをくらう」ということです。
外国人のカンボジア入国にはPCR検査が義務付けられていますが、カンボジア人は免除されています。
渡航前にPCR検査を行い陰性証明書を所持していても、入国時に再度カンボジア人を含む全員のPCR検査が義務付けられており、
その結果が出るまで最低1泊は指定宿泊場所に滞在、同便への搭乗者全員の陰性が確認されれば解放される、という流れです。

しかし、もし同便の搭乗者に陽性者が出た場合、強制的に指定宿泊場所での14日間の隔離が待っています。
現時点では日本とカンボジアを結ぶ便は韓国を経由する便しかなく、
知り合いの日本人の方でも数人、運悪く巻き添えをくらいホテルに14日間隔離された方がいらっしゃいます。
こればかりは「運」と言わざるを得ない状況です。
(9月26日に実現したANA臨時直行便ではこの点を解消するためにカンボジア人を含む搭乗者全員にPCR検査を実施しました。)


(写真:Khmer Timesより)

日本とカンボジア間の渡航が自由になる日は

入国してしまえば、上記のように感染者の極めて少ないカンボジアですし、
楽天的なカンボジア人の性格も相まって、日本ほど神経質な空気はありません。
非常に大きな打撃を受けている観光関連業への支援・対策は早急に求められています。
手洗いうがい、三蜜を避けるなどの予防対策は継続していく必要がありますが、
プノンペンの町の経済は活気を取り戻しつつあるように見えます。

6月ごろから次第にビジネスなどでカンボジアに渡航する日本人は増えてきてはいます。
また8月から国内の教育機関でもいち早く日本人学校が再会を許可されたことから、日本に一時帰国していたご家族が戻ってくるケースも多く見られます。

しかし、まだまだ出入国制限の壁は高く、気軽に往復できる状況ではありません。
WEB業界ではオンラインで仕事のほとんどが完了できる、とはいえ、
Face to faceでのコミュニケーションはこれからも絶対に必要だと考えています。
当社でも予定していたカンボジア人デザイナー、エンジニアの研修出張は今年は延期となりました。
一日も早く出張や一時帰国で以前のように往復できる日が来ることを願ってやみません。

次回は、COVID-19によるカンボジアへの影響や日常生活の変化などをいくつか取り上げてみたいと思います。

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