カンボジアの若手ITエンジニアの可能性

カンボジアオフィスからこんにちは!

 日本から初めてカンボジアを訪れる人の多くは、そのインターネット環境が良好であることに驚かれることが多々あります。主要都市の主なカフェやレストランなどの飲食店、ホテルでは無料WiFiが設置されているのが当然で、比較的高速のインターネットが利用でき、アパートメントも家賃にWiFiが含まれていることが少なくありません。

若手ITエンジニアの増加傾向

 そんなインターネットがあることが当たり前に育った10代20代のカンボジアの若者たちは、インターネットの世界と触れ合うのも早く、ITエンジニアやデザイナーに憧れ、目指す若者も多くいます。
ウェブ開発、システム開発といったIT関連サービスは、このような若手ITエンジニアの増加とともに事業者の数も増えてきています。nulo Labの前身がカンボジアで事業開始した2014年から比べても、格段に市場が広がっていると感じています。

IT技術以外のビジネススキルが課題

 ウェブサービスの開発や、スマホアプリの開発など、比較的軽めの開発に対応できるスキルとを持ったカンボジア人若手エンジニアが増える一方で、日本で要求されるレベルの品質を提供できる事業者はまだ多くありません。ITスキルには長けているものの、納期や品質などの意識が低かったり、顧客とのコミュニケーション能力が未熟であるケースもよく見られます。

 日本を含む外国企業からの問い合わせや、カンボジア国内でもある程度の規模を持った企業からの問い合わせに対し、しっかりと顧客ニーズを把握、サービス提案できる窓口がいる業者ではないと、トラブルになる場合もあります。また、単一のタスクをこなせても、プロジェクト全体のマネジメントやディレクションが出来る人材は非常に貴重で、この役割は外国人エンジニアが担っている企業もあります。
 nulo Labでも日本人ディレクターと、創業当初から勤務しているブリッジエンジニアがプロジェクトを計画、進行しています。


能力あるエンジニアのマネジメント

 カンボジアのITエンジニアの利点は、その多くがビジネスレベルの英語が話せることです。技術的に分からないことがあれば、英語で調べ解決しています。
給与に関しては近年劇的に上昇しており、生産性と合わせると実はそれほど雇用メリットとは言えなくなってきているのが実情です。それでも日本人エンジニアを抱えることを考えれば、コストは大幅に抑えることができます。
 IT関連学科のある国立大学を中心に、レベルの高い若手エンジニアが排出されています。しかしこれまでは彼らが希望通りに活躍できる業者が少なかったため、卒業後は海外へ就職したり、銀行など大手企業のIT担当者として就職するなどしていました。
 才能のある若手エンジニアが魅力を感じる職場環境、彼らを生かすマネジメント、そして向上心をくすぶるプロジェクトを実現できるIT企業が将来的に残っていけると考えています。

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